6 Chivayの街

チバイの街に着くと宿に連れて行かれた。看板もなにもない民家。ここ?安いツア−だからしかたがないか。
街はずれには小奇麗なホテルやロッジがあり、自分達のバスからも二人先に降りたのだが、残りは皆ここの民家風、の宿であった。ベットが二つあるだけのところ。夕食まで近くの温泉に連れて行ってくれるそうだが、それだとチバイの街が見学できないので自分達二人は町に残った。街の中心まで10分くらい歩いていく。小さな市場とそれを取り囲むように店が何軒かあるだけのところ。市が開かれる日だったらしく、幸運だったが、欲しそうなものが無い。刺繍の小物が珍しい。アンデスは織物に素晴らしい物が多いが、刺繍は少ない。
こんなに、沢山あって驚く。民藝店に入る。すぐマネキンが着ているジャケットに目がいった。

あとでいったペーニャでよくわかったのだが、ここの刺繍の技術や色、デザインは凄い!。お店の人に話しを
して、何か欲しいのだが、と尋ねるがどれも値段は高い。まあこれだけの物だから仕方が無いけど。アレキパに戻れば、案外あるかも、と思いお財布とか小物を何点か買った。小さな町の中心なのですぐ回れてしまうが、結構念入りに見てたら夕方になった。夕焼けがきれい。
 
街から家路につく少女が二人いた。絵になっていたので声をかけてみる。嫌がるかな、と思ったら
気楽に写真を写させてくれた。
夜、バスが迎えに来て、夕食にペーニャに連れて行ってくれた。アルパカのステーキとトマトスープを頼む。勿論ビールも。アルパカのステ−キは初めて食べたけど、硬い!でもまずくはない。
演奏が始まり、ダンスも始まる。楽しい!地元のあの刺繍沢山の衣装を着たダンサ−が踊っている。この地方の曲が聴けてよかった。ほとんどはお隣の国ボリビアの曲やオーソドックスなものだったけど、衣装は素晴らしい!
 
バスに乗ってる時ガイドさんとの話しの中で、自分達は日本でアンデス音楽を演奏していて、だからペル−にきたんだよ。と話をしたのだが、ガイドさん、変に気を利かせてくれて、ステージのグループにいつの間にか
話をつけていて、自分達が呼ばれてしまった。急であわてたが、スペイン語でなにやら紹介が始まり、100人くらいのお客さんが自分達に拍手しているではないか。わぉ、逃げられん!
取りあえず余裕の顔してステージにあがり、何するか打ち合わせ、こんな時は勿論「花祭り」きゃない。
でもとりあえず「コンドルは飛んでいく」から、なぜなんだか始まった。自分はチャランゴを借りて、まことちゃんはケーナを借りる。すごく引きにくいチャランゴ。まことちゃん、大丈夫かな、空気は富士山、山頂並に薄いし、ビールは飲んでるし、だってあいつコンドルをケーナで吹いた事あったけ。
 
でもまあ、なんとか無事終わり、大拍手を貰って引き揚げる。冷や汗もんだったけど、面白かった。
その後も演奏やダンスが続き楽しい夜で、宿ではぐっすり眠れたのでした。
 


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送